しようね☆]V〜飢えた狼サンは最後のツメが甘い…?〜
(4)
…………ふわぁ☆
なるほど。このアングルでらいかの全身を眺め見るのは初めてだが、コレはなかなかに淫靡な情景である。
目の前の濡れた草むらから、ゆるやかな起伏を描き伸びるおへそとお腹のライン。
そこからすぐ上には、豊かな丸みを帯びた両の乳房が重そうにぶら下がり、またその存在感ゆえ、下半分の丸みは上から照らされる照明の影となって
半円のシルエットを描いており―――。
さらに上へと目を向ければ、少しうつむき加減になったらいかのしっとりと濡れて乱れた髪から、湯の水滴がぽたぽたと流れ落ちている。
そして、その火照った表情には、もはや抵抗は叶わないという諦念と、これから来るだろう刺激に耐え忍ぶ覚悟の色が浮かんでおり、
わずかに薄目を開けた両の瞳で俺を見下ろし、これから何をされるのかじっと見つめているようで、かすかに震えながら、きゅっと口を切り結んでいる。
そんならいかの悩ましい表情と肢体に見惚れ、俺はしばし動きを止め…
「……………。」
生温かい湯気に満ちた浴室には、しばし二人のやや荒い呼吸音だけが響く…。
そんな刹那の硬直の後―――
「……あむ…っ!」
満ち満ちた滾る興奮の堰が切れたかのように、俺はらいかのソコにむしゃぶりつき、
「ひ…ひあぁぁぁぁん…っ!」
壁についた両手の合間の頭を大きく振り上げ、らいかの嬌声がバスルームに反響する。
また、そんならいかの反応がスイッチとなったかのように、もはや俺は、込み上がる自らの興奮を抑えることもできず、渇きに飢えた獣のごとく、らいかの泉を啜り…
……じゅんっ。
溢れ出てきた愛液の流れに逆らうように、さらに奥へと舌をねじ込み、その内部を掻き回すように蠢かせて―――らいかの中を存分に味わった。
ぴちゅっ…くちゅっ…ちゅぶっ……
淫らな水音が、はばかることなく浴室内に鳴り響き……
「あ…あぁっ!んぁっ…や…っ…あっ…あっ…あはぁ…っ!」
髪を振り乱し、頭を左右に振って喘ぐらいか。
泉の内部に深く沈んだ俺の舌先が、快感のポイントに触れる度、らいかの喘ぎは次第に悦びの度合いを強めていく。
「や…んはぁ…っ…あ…あ…あ…あぁ…っ…だ…だめ……や……あぁぁぁ……」
また、その快感に支配されていくにつれ、俺の頭を挟み込むようにしている太ももがガクガクと震え始め、力の抜けた両足が上半身を支えきれなくなり、
徐々に…徐々に、らいかのヒザが折れていく。
が…しかし、そのような身体の動きは―――
「あ…あぁぁ………。…え…?…っ!?……やぁんっ!」
そう、身体の重心が下がれば、当然股間にある俺の顔への圧迫はかさんでいき、それに伴って捩じ込んでいる俺の舌はさらにらいかの奥深くへと侵入っていく。
「ん…くっ!…やっ…あっ…ああ…っ…あくぅ…っ!」
そしてその感覚を、まさに身体の中から顕著に感じてしまったのだろう、恥ずかしさと強い快感で、らいかの頬は真っ赤に染まり……
また、感極まった嬌声を漏らしながらも、らいかは力の抜けていく両足で懸命に踏ん張り、それ以上重心が下がらないように努める。
おそらくこのまま体勢を崩し、座り込んでしまえば、本気で俺の顔にまたがるというもっと恥ずかしいカッコになってしまうから。
さすがにそれだけは避けたかったのだろう。
「……☆」
ともあれ、そんな風に懸命にガンバっているらいかの様子で、俺の行き過ぎた興奮は少しだけクールダウンし、また冷静さを取り戻せば、
そんならいかのさらなる乱れ姿を見たくなってくるのも常。
そこで俺は、深くねじ込んでいた舌をゆっくりと引き抜き……一緒に溢れ出てきた熱い密をその表面になすりつけるようにひと舐め。
「ひ…ぁんっ」
上から落ちてくる可愛い声を聞きながら、らいかの泉…その上方にある固く尖った突起に舌を伸ばして―――
ちゅぱっ。
尖らせた唇でその周辺に吸いつき、含んだ口の中でその突起を舌先で転がす。
すると、
「ひ…っ…―――っ!! ひあっ!や…やぁっ!…だ…ダメっ!それダメっ!あっ…アッ…ああぁっ…んあぁぁぁぁっ!!」
先ほどにも増してらいかの激しい反応。
両手両足をピーンと突っ張らせて懸命に身体を支えつつ、絶叫を上げるらいか。
その全身の震えようから、どうやら絶頂が近いようである。
一方、俺は突起を転がす舌の動きはそのままに、らいかの腰をホールドしていた片手を上へと伸ばし、お腹から乳房へと指先を這わせ…
くりっ。
ふくらみの頂点に手のひらが達したと同時に、Vサインをするように伸ばした人差し指と中指で、乳房の突起を捕えて、挟み込む。
「ひ…ぅっ!や…っ…っく!あ…あぁぁぁぁ―――っ!!」
電流でも流されたかのように、らいかの全身がさらに激しく痙攣し…
「や…っ…あ…!あっ!あっ!あっ!……っく!やぁっ…い…いく…っ…イッちゃう…!あ…っ!はあァ…っい…イクぅぅぅっ!」
ガクガクと震える身体を小刻みに揺らし、らいかは絶え間なく襲いかかる激しい快感に鳴き狂う。
言葉通り、すでに幾度かの小さな絶頂を迎えているようであるのだが―――
今回の俺は、ここで手を緩めることはなく、太ももの内側に沿えていたもう片方の手を、秘所の突起に吸い付いている唇の方へと昇らせ、伸ばした2本の指を
とうとうと溢れる泉の中へと沈めていく。
熱く濡れそぼったらいかのソコは、俺の指を難なく奥深くへと迎え入れ、
ちゅぶっ…ちゅぶっ…
すぐさま始まった2本の指の上下運動により、その悦びを示すかのように、さらに奥から熱い愛液の塊が止めどなく溢れ出てくる。
そしてらいかは、
「んあぁ――っ!?…んっ!…ひぅ……っ!や…そ…そんな…んぁ…っ…だ…ダメっ!…ちょ…らいか…も…もう…い…イッてる…!イッてるからぁ…っ!」
悲痛な嬌声を上げつつ、らいかは絶頂を超えた快感に驚き、激しくかぶりを振って乱れ狂う。
「ひ…ひああぁっ!ね…ねえっ!…くあぁぁっ!ら、らいか…ど…どうしよ…っ!…んぁぁぁ〜〜っ!お…おか…おかしくなっちゃうぅ…ぅ…うぁ…あぁぁ―――っ!!」
両目を見開き、誰へともない言葉で鳴き、悶え……まるで終わりがないかのように、何度も何度も達していくらいか。
それでも俺は、さらにもっと…もっと淫らならいかの姿を1秒でも長く見ていたいという欲求から、手も口もその動きを止めることはなく……この激しい愛撫を続け―――
やがて…
「ひ…ぅ…ぅっ…はぁぁぁ…っ!んは…っ…かは…っ…はぁ…んはぁぁ…っ!…っぁ…んはぁ…っ」
もはや言葉もなく、うつろになった瞳で虚空を見上げ、ただ苦悶する獣のように、らいかの嬌声は鼻から抜ける荒い呼吸音だけとなり、
……っと、これは…そろそろ…やばい…よーな……。
名残惜しさは残るものの、そんならいかの様子から、さすがにここが限界と見定めた俺は、それでも最後にとびきりえっちならいかの姿態が見たくなり、
「……んっ!」
らいかの内部に没する指先に力を込め、これまで以上の上下運動。
じゅぽ…じゅぽっ!じゅぽっ!
続いて、口に含んだ突起を舌先で転がしながら、強く吸い付き…
ちゅぅぅぅぅぅぅぅっ
さらに、乳房に伸ばした手のひらで、柔らかなふくらみをもみくちゃに揉みしだくと同時に、指先でその突端を弄り、挟み込む。
くりくりくりっ!
この3点同時の最後の強い刺激に、らいかの内部がこれまでにない強い力で収縮し、没した俺の指が急激に締め付けられ…
「――――――っ!!!!!」
刹那、うつろだったらいかの瞳が大きく見開き…一際激しく、全身がぶるっとわななき、その四肢が極限までピーンっと張りつめたかと思うと、
「ひ…ぐっ!く…あ…あ…ア………あああああああああああああああぁぁぁぁ―――――――!!!!!!」
雄叫びにも似た、長く尾を引く喜悦の絶叫を轟かせて―――らいかは、果てた。
そして…
「…っは…はぁっ…はぁっ…はぁっ…はぁっ…はぁっ…はぁ…はぁ…」
荒い息をその口に、両手を前の壁についた姿勢のまま、このすさまじいまでの絶頂の余韻に、びくんっ…びくんっ…と身体を震わせ続けるらいか。
その四肢にはもはや完全に力が入っていない様子で、どうにかギリギリのバランスで立っているような状態。
だが、そんなバランスが保たれているのもつかの間の事で…
がく。
がくがくがく。
ぶるぶるぶるぶるぶるぶる……。
身体の震えが、どうにか立っていられる支点となっていたヒザを折り、その重心の均衡が崩れると
「…んぁ…っ」
壁についていた両手がずるずると下へと滑っていき、らいかの身体はそのままへたり込むように崩れ落ちる。
「…っと…!」
…と、今度は俺が少し慌てる。
未だらいかの股間にある頭をそのままにしていては、崩れてくるるらいかの身体をすべてその首で支えることになってしまう。
さすがにこんなことで頸椎捻挫とかになってしまったら、それこそマヌケな話なので、俺は速やかにらいかの股間から頭を離し、また同時に自らの身体をタイルの床に
横たえて、落ちてくるらいかの身体のクッションとなる。
「へぁぁぁ…」
そんな俺の動作を見計らったかのように、らいかは、へな〜っと、仰向けになった俺の身体の上に倒れこみ、むにゅむにゅとした心地よい弾力をそこかしこへとを伝えつつ、
俺の胸へと顔を沈めた。
「あ…はぁ…はぁ…はぁぁぁぁ…」
ようやく安心できる体勢になれた想いからか、俺の胸の中で甘い安堵のため息を漏らしながら、らいかは再び愉悦の余韻に浸り……
「…ん……」
俺は、未だかすかな震えが残るらいかの身体をそっと抱きしめ、その濡れた髪を優しく撫でる。
そんな中、
「……ん…ぅんっ…」
ふと、らいかは気怠さの残るその頭を重そうに起こし、悦びの疲れでゆるんだ顔を俺に向けて、
「ね…ねえ…たけあき……?」
「ん…?」
濡れたらいかの髪に指を通しながら、俺が聞き返せば、
「……あ、あの……たけあき…は…いーの…?……こんなになってるけど……?」
…と、身体の下の方を示唆する仕草を見せて言ったらいかの言葉に………
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・。
「…………………………………………………」
あああああああああああああああああああ…っ! わ…忘れてたぁぁぁぁぁ!!
そう、らいかを気持ちよくさせるコトに夢中で、すっかり失念していたが、俺はここバスルームでは何にも気持ちよくなっていなかったのである。
また、今さらながらにらいかに言われて、意識を下半身の方に向けてみれば………
………………う゜…っ…。
寝そべるらいかの身体の影になっていて、ソノ存在は目視で確認できないが、目で確認せずとも、身体の中心から、ギンギン!と痛いほどの固く強張った
ソレの感覚が頭のてっぺんまで響いてくる……。
まさに、本体に忘れ去られていたコトへの憤怒を示すかのように、怒張しまくってその存在をアピールする俺の分身さま。
…う…うわぁ……ど、どーしよー…コレ……。
また同時に、ぴったりと密着しているらいかのやわらかな感触がそこかしこに伝わっていることも手伝って、俺の中の忘れていた本来の欲望と興奮を呼び覚まし……
「あ…あの…ら…らいか……」
震える声で、訴えかけるように言った俺の言葉に、だがらいかはそれをさえぎるように、
「あ…言っとくけど、さすがにらいか、もうムリだからね」
甘い愉悦の余韻はどこへやら、はっきりきっぱり言うらいかの無慈悲な言葉に、
「え…?」
本気で泣きそうな思いで問い返す俺。
「いや…あたりまえでしょ。あんなに激しくされたら…。とゆーか、今はえっちどころかぜんぜん動けないよ。
だから…もうしばらく、このままで……ね…」
言葉の後半はちゃっかり余韻に浸る顔に戻って、らいかは再び心地よさげに俺の胸へと顔を埋める。
……ま…まぁ…まったく返す言葉がないんだけど……
……こうして―――
固く冷たくなりかけてきたタイルの床を背に、やわらかならいかの身体を抱きしめたまま、俺はいつまでも………
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
………って、え?ちょ…このまま終わっちゃうのコレ……?
じょ…じょーだんじゃない!このまま治まるかよぉぉぉぉぉ〜〜!
え…えと…そーだ!…ぞ…続編っ…続編あるんだろーなコレっ?ちゃんとベッドでのえっちしなきゃ俺………って…え…ちょ…はなし…まだ……
―――などと、誰へともない切実なリクエストと、すでに寝息すらあげている穏やかならいかの顔を胸に、
俺とらいかの久しぶりの甘い夜は―――悶々となったそのままの状態で過ぎていった………。
…いや…ホントに続き…おねがいしますよ………。
おしまい。
目次へ しようねXVIへつづく