しようね☆]V〜てりぶる?ショッピング☆(後編)〜

(3)

そして………

「……………。」

ひとり横たわったままぼーぜんと、リビングに残された俺……。

「……あ……」

やけに肌寒い下半身が、自らをなんとなくこのさびしー現状へと引き戻し、

「……え…え〜っと……んっ…」

そばに転がったティッシュの箱に手を伸ばし………俺は簡単に処理を済ます。

そして、傍らの…くたっと生気を失っているようなトランクスを手に取り、横たわったままそれを手早くはき、

また、身体をごろりと転がし、さっき落としたタバコに手を伸ばしかけ……だが……

………ん…ん〜〜〜〜む………いや……確かに気持ちよかったけど……なん…ってゆーか……

……な〜んか……どっかくやしーよーな気がするよな……やっぱ……。

などと思いつつ、手にしたタバコをそのまま置いて、俺はおもむろに立ち上がり、

「………」

静かに、足を洗面所へと向けた。

…………その(かお)に、復讐者(りべんじゃあ☆)☆の面差しをもって………。

 

がちゃ。

洗面所のドアを開けると、

「ん〜?たけあき…なぁ〜に〜?レンズ(コンタクト)はずすんなら、もーちょっと待ってよぉ〜」

やや疎ましそうならいかの声が返る。

こちらを見ようともせず、なにやら周りに様々な洗剤のボトルを並べ立て…

しゅっしゅっ。

らいかは、件のブラを大事そうに手に持ち、シミ落としか何かのスプレーをかけていた。

羽織っただけのシャツ―――ボタンは全て開けられた、非常に無防備な格好で…☆

むろん言うまでもなく、その下には何もつけておらず白い素肌がちらちらと覗いている。

どうやら、予想通り、『さっき終わらせたから』という安心感からか、まったく警戒していない様子である。

……ふっ…甘いな。ホントに……。

「…………」

俺はらいかに気付かれぬよう、鼻先に軽い笑みをもらしつつ、無言でらいかの背後に佇み……

「……?…たけあき…?まだ終わらないから、もーちょっと向こうで……」

よーやく不審に思ったらいかが、洗面台―――鏡に映る俺に顔を上げた瞬間…。

―――ぎゅっ☆―――

「え…きゃっ!え…あ……たけあき……ちょ……なに……」

突如、両脇…背後から伸びてきた俺の腕に抱きしめられ、きょとんとした顔をみせるらいか。

だが、いまだ俺の意図までは掴めてないご様子で、

「やぁ〜☆たけあき、だめだってばぁ……もーちょっとむこーで待っててよぉ…」

やや引きつった照れたような笑みを浮かべつつ、俺の手から逃れようと身体をよじる。

が……しかし、

「…………」

俺は、さらに抱きしめる力を強め、らいかを羽交い絞めにしたまま、

ぐいっ!

「……え?あ……や…やだ……」

胸の前で交差させた手を、開いたシャツの中へ、荒々しく差し入れる。

すぐさま、左右反対の両掌にらいかのふくよかな乳房の感触がつたわり……

「んっ…あっ…た…たけあき……っ…だめ……んっ……」

驚きと懇願の入り混じったような顔を見せるらいかは、むろん無視。

つつぅ〜☆

眼前に迫る白いうなじに、唇を走らせる。

「ひっ!ひあぁぁ…や……や…やめ…」

らいかは、びくんっ、と震え足元をよろけさせる。

また、そんな力の抜けた一瞬を、むろん俺は見逃さず…

ちゅ☆…ちゅ☆

うなじに唇を当てたまま、中途ハンパに着ているシャツを捲り上げるようにして、

…つつぅ〜

立てた両手の指先を、らいかの脇腹からわきの下に…擦り上げるように這わす。

「あ…ひあぁぁ……んっ☆」

ぶるぶるっ☆と全身を震わせ、さらに身体の力が抜けたか、らいかは背後の俺にもたれかかってくる。

そして俺は、そんならいかの身体を支えつつも、脇の下から掬い上げるように乳房をまさぐり続け…

「あ…や……はぁ……ふ……」

甘い吐息が混じり始めたらいかの身体を、軽く前に押し倒し……洗面台に手を突かせ、

くいっ…

突き出された、カワイイお尻に手をかけ、その黒いタイトスカートを捲り上げ……、

…するするっ☆

ややムリな体勢に身を屈めつつも、手早くそのパールホワイトのショーツを引き下ろした。

「はぁぁぁ……ぁ……え……?」

恍惚の吐息をその口に…一瞬我に返るらいかだが……もう遅い。

すかさず、俺がその部分に指を伸ばせば……

さっきの興奮が残っているのか、それとも今のコレでこーなってしまったのかは定かではないが、

らいかのソコは………

くちゅっ☆

「あ…?や…?………やぁぁ……ん」

自らの『変化』を身をもって知り、顔を赤らめ慌てるらいか。

だが、狭い洗面所で折り重なるというこの体勢…そして力の抜けた身体では、むろんどうにも抵抗できず。

また、俺はそんならいかの躊躇のスキをついて、

「…らいか……」

自らも、折れ曲がるらいかの身体に密着させるように身を前に倒し、片手で腰を押さえつけ…

「…や…ちょ…」

もう片方の手で、トランクスを膝元まで下ろし……引き出した、すでに復調・怒張しまくっていたソレで……

「え…?……や…たけあ……んむぅっ!」

驚き振り返ったらいかの、唇を奪ってその抵抗を制しつつ……

……ずう……んっ!

後ろからあてがった俺のモノは、深々と、勢いよく…らいかの中に侵入(はい)っていった。

「んぅぅっ!………ふうぅぅ…んっ

どこか荒々しく、鼻にかかった歓喜の嗚咽を洗面所に響かせて…

「あふぅっ!や…やあ…っ…は…ぁ…ん…ぁ…んうぅ〜っ!」

らいかは、両手を突いた洗面台のフチをぎゅっと握り締めて、大きく身を仰け反らす。

そして、むろん俺は、力の抜けたらいかの下半身を支えつつ、さらに腰に力を込めて突き上げる。

ずんっ!ずんっ!

「あっ!…あっ!…あっ!はぁっ…ぅ〜っ!」

手の力もおぼつかなくなったか、らいかは洗面台に突っ伏した格好になり、

「んんぅっ!…い…いや……たけあ…きっ……すご……んはぁあぁぁっ!!」

狂おしく髪を振り乱して喘ぐ。

しかし、俺はそれを許さず。

「……んっ…」

とりあえず、らいかの下半身を支える仕事は、深く貫き、突き上げるソレに任せて、

「…んあっ!…た…たけあき…はぁっ……な…なに…?」

激しくも前後にたわむ乳房へと両手を伸ばす。

むにむに

…やわらかな乳房をまさぐりつつ…すくい上げるように力を込め、

「んっ…ふぁ…あぅぅぅ…んっ…」

少しだけ…洗面台を押さえているらいかの両腕が伸びるくらいにまで、上半身を引き起こした。

そう、やや上向きの四つん這いのような格好にしたのである。

また当然、このカッコになれば……

「らいか…前見てごらん?」

「はあはあ…え?………あ…!や…やぁ〜ん…っあ…ああああ〜っ!」

鏡の中の淫らな自分と目が合い……その恥ずかしさからだろうか、らいかの中がきゅっと締まる。

……んぅっ!……

その刺激に眉をひそめる俺。

「や…や〜んっ!」

またらいかは、恥ずかしさのあまり、顔を伏せてしまうが、

……おっと…そーはいかない…☆

俺は、その刺激が再び味わいたくて……やや上向きに、腰のストロークを変えてらいかを突き上げる。

ずんっ……!ずん……っ!

強く……深く…

そんな大きなストロークの腰使いに、

「えっ?い…いやっ!?ん…んあっ!はあぁぁぁっ!!」

途端に身を跳ね上げ、のけぞるらいか。

再度、鏡に映る淫らな自らの表情に、

「あ…?い…いやぁ……あんっ…んふぅぅ…んっ!」

顔を真っ赤に染め上げつつ、懲りずに再び顔を伏せることを試みるが、

ずん…ずんっ!………ずぅんっ!

「んっ!あふぅ…っ!あ…だ…だめ…んうっ!…あ…あ…はぁぁ…っ!」

不規則に突き上がってくる熱い衝撃…その度に顔を起こさざるを得ず、

「あ…あふっ…あはぁっ!……や…だ…だめっ……ら、らいか…すごい感じちゃ…う…あ…あああぁ〜っ!」

恥辱と喜悦が入り混じるその表情…歓喜の喘ぎを撒き散らせ―――

「…ひあぁっ!や…イイっ……す…すごいのっ……お…おっき…ぃ…や…か…感じすぎちゃう〜っ!!」

らいかは、これまでにないほど淫らに乱れて、喘ぐその姿を、(スクリーン)いっぱいに投影する。

また一方、それに伴って、らいかの中は強烈に収縮し……

「んくぅっ!」

視覚と触感…その両方の猛烈な刺激に、俺もまた急速に高まっていき……

「んうぅぅっ!!」

もうもうたる熱気が満ち溢れるせまい室内…ただ一心不乱に、想いの全てをらいかに注ぐべく、激しく腰を打ち付ける。

ずんずんずんずんずんっ!

「んはあぁ…うぅっ!んふぅぅぅ……っ…んっ…!だ…だめっ……ら、らいかもう……っ!ああああぁぁぁ…っ!」

最後の力を振り絞った激しい腰の打ち付けに、らいかの中がぎゅ〜っっと締まり…

「んふぅぅっ!……や…い…いく…イッちゃ……あ………はぁっ!…あはぅっ!…はあぁ〜っ!!」

小刻みに身体を震わせ、口をぱくぱくさせながら、短い時間に何度も達していくらいか……。

やがて訪れた大きな波に、

びくんっ!!

「……っ!!?〜〜…っ…ぅ〜っ!!!!!」

一際大きな震えを残して、声もなく、最も高い絶頂へ達していった……。

そして俺もまた…

「……んうぅ……〜っ!」

(しろ)くまたたく視界の中………全てが飛散(はじ)けた………。

 

…………そして…………………

「………〜〜〜っ……………」

完全に足の力を失ったらいかの腰を支えつつ、立ったまま…しばし嫣然と、この歓喜の余韻に浸る俺。

ややあって、

「…あ……はあはあ……た…たけ…あき……」

それまで、ぐったりと洗面台に突っ伏していたらいかが、よーやく顔を起こす。

「ん…?」

優しい笑みを浮かべて俺が顔を向ければ……

「………」

それは、激しい絶頂後の安堵と余韻に満ちた、らいかの恥じらいの笑顔―――

ではなく………。

……………へ……?

「ふ…ふふふふふ………」

深い地の底より這い上がってきたよーな声と共に……

「…たぁ〜けぇ〜あぁ〜き〜ぃ〜………?」

………そう、らいかの表情は憤怒の笑みに満ちていた……。

…い、いや……なんだかわかんねーけど……すっげーコワいんですけど……。

ともあれ、

「……え……あ……な、なに……?」

思いあたるフシは――――――ま、まあ…いろいろあり過ぎてわかんないけど……

とにもかくにも、俺は恐々とうろたえながら、尋ねてみる。

そんな俺に、

「…………………。」

言葉もなく目線で示唆し、床を指差すらいか。

……え……?し…下……?下になにが………?

らいかの無言の指示に従い、俺はそのまま目だけを動かし……

………あ゛…?…あああああああああああぁ〜っ!!

息を呑み……静なる絶叫が俺の胸内でこだました。

―――そう――――――

さっきまで、らいかが懸命にシミ抜きしてた、パールホワイトのブラが………

「……………」

……いやあの……らいかの視線が怖くて、詳しく説明するのも…非常にこれわ…なんとゆーか……なのだが…

おそらく、今の俺たちの激しい『足踏み運動』のせいで……

「……………」

…そこらへんに転がってるゾーキンと見分けがつかぬほど……ぐしゃぐしゃのへろへろになって……

「…………………。」

……息絶えていた……………。

………や…やっべ〜…なんてもんじゃねーな……これわ……

この、如何ともしがたい驚然たる事実に……。

「…………」

ただただ、俺の全身には冷たい汗が流れるばかり……。

また、らいかは腰を浮かせて、むろんもはや縮こみまくった『俺』を引き抜き……俺から離れ、

どんっ!どんっ!どんっ!どんっ!

横にある洗濯機の上に、荒々しく。

染み抜き、漂白剤、柔軟材…その他もろもろ洗剤各種を並べ立て―――

「ちゃぁぁぁぁぁんと元通りキレイにしてよねぇぇぇぇぇぇ〜〜〜?」

悪魔のような笑みと地獄のような言葉を残しつつ……

「え…あ…ちょ……らい……」

……ばたむっ!!

追いすがる俺の前を過ぎ、左手へ―――バスルームへと姿を消した。

「……え…え〜っと……」

また、呆然とひとり洗面所に佇む俺に、さらに追い討ちをかけるべく……

ざ〜。

『ちゃ〜んと真っ白になんなきゃ、もーいっしょに寝てあげないからね〜♪』

やがて聞こえ始めたシャワー音に混じり、エコーがかったらいかの無情な声が響いた……。

 

………………そしてもはや言うまでもなく。

……じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ…………。

その日、明け方近くまで、俺の家の洗面所の明りが消えることはなかった………

……しくしくしくしくしくしく……。

……じゃぶじゃぶじゃぶ……。

 

おしまい(^^;

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