しようね☆]V〜飢えた狼サンは最後のツメが甘い…?〜

(2)

 

そして…

 しゃぁぁぁぁぁ…ざぶざぶっ……

「ん…あむっん…ちゅ…んぁ…ふ…」

 頭上から降る、温かいシャワーの湯を浴びながら、立ち上る湯気に包まれて、俺たちは熱い口づけを交わしていた。

 髪を洗おうとしていたらいかを背後から抱きしめ、多少の驚きと怯えの入り混じった表情を浮かべるその唇を奪って……。

「ん…んあ…あふぅ…っ!…んん〜っ…んふぅ…っ」

 口内に差し入れた舌をいかの舌に絡ませつつ、優しくねぶるように、口の中を隅々まで愛撫していくと、合わせた二人の唇の隙間から、

徐々に熱を帯び始めたらいかの吐息が漏れ始める。

 と同時に、力の抜けていくらいかの身体を支えながら、流れるシャワーの湯で輝き、ツヤの帯びた豊かな両乳房に背後から両手を回し、

ふるるん、ぷるるん…と優しく上下に弾ませる。

「んぁ…ンっ…んむ…っ?…んふぅ…っ!」

 その感触を敏感に感じたらいかが、俺の唇から逃れようと、イヤイヤをするように頭を左右に振る…が、

「ん…んんんん…っ」

 俺はそれを許さず、あたかも大きな蛇が大木を登っていくときのように、頭を前に回してらいかの身体に絡みつき、さらに押し付けた唇で、

 ちゅ…くちゅ…くちゅっ…

互いの唾液が交わる音が聞こえるほどの激しいキスをお見舞いし、らいかの動きを封じた。

「んむ…っ…んんんん!…んぁ……あふぅ……ん…

 驚きと恥ずかしさ、そして甦る愉悦で、らいかの頬が一気に赤く染まり、俺にもたれかかるその身体から、さらに力が抜けていく。

 そこで俺は、激しいキスかららいかを一時解放し、

「んむぅ…っ…あ…ふぅ…ぁ…はぁっ…はぁ…っ…はぁ……あはぁ……」

この時点で、おそらくらいかは唇を離されたことすら気づかなかったのではないだろうか、もはや完全に俺にもたれかかったまま、

とろんとした表情で、その豊かな胸を上下させ荒い息を漏らしていた。

 そんならいかを、俺はしっかりと抱きしめたまま、離した唇を頬から顎へ、そして首筋からうなじへと伝わせ、また同時に、両手で優しくむにゅっと捕えた、

やわらかな両乳房への愛撫を本格化させていく。

 流れる湯の水滴の軌跡をなぞるように、10本の指をやさしくやわやわと……

「ん…あ…あふぅ……ん…はぁ…ん」

 甘い吐息に変わりつつあるいかの声を聴きながら、そのやわらかなふくらみを弄び……、同時に首筋に熱い息を吹きかけつつ、伸ばした舌全体でねっとりと、

濡れたうなじを上下する。

 びくっ…びくっ…びくっ…

あっ…!あっ…あ…や…はぁぁぁ……んっ」

 力の抜けかけた身体を小刻みに震わせて、漏らすらいかの声は喘ぎの色が濃くなっていく。

 と、ここで、このままどんどん力の抜けていくらいかの身体を支えながら、愛撫を続けていくのは少々難しくなってきた。

 そこで俺は、一時唇と両手の動きを止め、

「らいか、そこに手ついてくれる?」

「…はぁ…はぁ……え…?」

 うながす俺の言葉に、ちらり後ろの俺に目を向け、怪訝な声を漏らすらいか。

 だが俺は、その返答を待たぬまま、力の抜けたらいかの両腕を操って、向かいの壁に突っ張らせ、新たな支えとさせた。

「え…ちょ…ええっ…!?

 一応俺の意図がわかり、素直に従ったものの、 やはり不安になったのか、らいかは壁に両手をついたまま振り返って、心配げな表情を見せる。

 だがむろん、俺はらいかが冷静な思考を取り戻す前に、

 んちゅ…ちゅ…ちゅちゅ〜〜〜。

 その無防備な背中に、吸い付くように唇を寄せる。

「…っ?…ひあっ…ちょ…あ…んっ…今…背中…ダメ…っ!…んぁっ…ああぁっ!」

 さっきまでの甘い感覚とは違う刺激に、身をよじり掠れた悲鳴を漏らすらいか。

 慌てて体勢を変えて逃げようとするが、

「だ〜め」

 すかさず俺は、壁に突いているいかの両手の甲に自らの両手のひらを乗せて押さえつけ、らいかを動けないようにする。

「え…?ちょ…たけあき……や…やだ…」

 動きを封じられ、怯えるいか。

 俺はそんならいかに覆いかぶさるように、顔を背中に寄せ、長く伸ばした舌でそのキレイな背筋を、

 つつ〜〜〜〜。

「ひ…ひあぁぁぁんっ! や…あっ…そ…それダメ!…あ…ああぁぁぁんっ!」

 濡れた背筋はいつも以上に、俺の舌をなめらかに滑らせ、その刺激にいかは身をのけ反らせて喘ぎ、びくびくと全身を震わせる。

 また、さらに次々に襲いかかる刺激に、もはやいかは壁に突いた両手で自分を支えるしかなくなり、前のめりになって

その無防備な背中を俺に晒す格好になる。

 そして、らいかを押さえつける必要のなくなった俺は、両手を再び乳房へと移し、

「んあっ…あ…や…っ…はぁ……そ…そんな……ああ…んっ」

 そんな俺の動きに、さらに新たな刺激が来るだろうことを感じ、らいかは背中の感覚に喘ぎながら、困惑の意を示す。

 むろん、そんならいかの予想通り、俺は先ほどにも増してその大きな乳房をしっかりとわしづかむと、

「あ…やぁ…ちょ…んうぅ…んっ…」

 前のめりになって、顔をうつむかせたらいかの目にも映るよう、俺はその豊かな乳房をやわやわと揉みしだき、手のひらに伝わる

むにゅむにゅとした感触を楽しみつつ、その弾力を確かめるように、上下に弾ませる。

 その様をじっと見つめるいかの眼前で、ぶらさがる二つの肉の塊がぷるるん、ぷるるん、といやらしく揺れ動き―――

「あ…はぁ…っ…ンはぁ…」

 見開いた両目で、自分の乳房が弄ばれる様を凝視したまま、らいかの呼吸は徐々に荒くなっていく。

 また一方、俺はむにゅむにゅと揉みしだくその掌の中心に、固く尖った突起の存在を捉え始めていたが、努めてソコはあまり刺激しないように、

指先で、ちょんちょんっ、と触れる程度にとどめた。

 らいかは感じ始めのー状態での、その部分への強い刺激は、少し痛いらしいのだ。

「んぁっ…やっ…んくっ!」

 が、それでもやはり刺激が強いのか、らいかはやや苦しげな声を漏らし、

「あ…ごめん…これでも痛い…?」

 先端への指の動きを止め問う俺に、

「ん…っ…ううん…ン…あ……だ…だいじ…。なんかわかんないけど、ん…ぅ…痛いってより…は、気持ちいいから…。

 そ…そのくらいの強さで……んぁ…そ…その……もっと……」

 荒い息の合間に、肩越しに俺を振り返って言う、そんならいかのおねだりに、

 …へぇ…?

 新たな発見に得心しつつ、俺は微妙な力で指先を操り、

「じゃあ…このくらいなら、大丈夫?」

 ちょんっ。

「んっ…あっ…そ、そう…」

 ちょん…ちょんっ…。

「ひあぁっ…あ…っ…あぁっ…!」

 さらに、

 ちょん…ちょん…ちょん…ちょん…ちょんっ………

「んっ!あっ…!…あっ!あっ!あっ!…やっ…すごい…っ…だ…ダメ…ら、らいか…これだけで…い、イッちゃう…かも……」

 びくんびくんっ、と幾度となく身体を震わせ、狂おしい声で鳴くらいかの言葉に、

 え…?そ、それは困る…!

 俺は慌てて、指の力を緩める。

「ふぁ…っ…?や…ぁ…ん」

 やや口惜しげならいかの溜息。その声色には明らかに不満が込められていたが……

 いや…だって…、こんなイタズラみたいのでイカれたら全然おもしろくないし……。

 ともあれ俺は、そんな危機を回避すべく、先端への愛撫を少しずつフェードアウトさせていく。

「ん…んんぁ…はぁ…ん」

 ちょっと残念そうならいかの溜息を耳に留めつつ、俺は変わらずやわやわと愛撫する左手はそのまま乳房に残し、右手をするすると乳房からお腹の方へと

下ろしていき、次の狙いへと。

「ん…え…?あ…んっ」

 当然、俺のつもりに気付いたらいかが軽い驚きの声をあげるが、特に際立った抵抗の様子はない。

 俺はそのまま、肌を伝う湯の流れに沿うように、お腹からおヘソ…濡れたらいかの茂みへと指をなぞらせていき―――

「ん…っ!ひぁ…んっ!」

 中指に、ぬるりとした感触が伝わると共に、らいかの身体がぴくんっ、と跳ね、ソコに届いたことを知らせると、

 すかさず俺は、そのねめりの表面を掬うような指の動きで、らいかの花びらを2度、3度と優しくなぞる。 

「んぁっ!…あ…はぁ…んっ…やぁ…っん…!」

 ぶるっ…ぶるっ…っと身体を震わせ、続く快感に耐えるいか。

 俺はさらに、指先を掻き回すような動きに変え、徐々にゆっくりと、その内部へと指を沈めていく。

「んふぅ…っ…あ…っ…ひあぁぁぁぁぁ…ん……」

 鼻から抜けるような、長い愉悦のため息と共に、刹那身体をこわばらせた後、らいかの全身から余計な力が抜けていく。

 俺はらいかがへたり込まないように、左手でいかの身体をしっかりと抱きかかえ、右手の中指をずぶずぶと、さらにいかの中へ沈めていき……

「んぅ…っ!んあぁっ! やっ…そ…そこ…だ…だめぇ…っ」

 より感じるトコロに届いたのだろう、俺の指の動きにいかはさらに激しく身体を震わせ、驚嘆交じりの嬌声を上げる。

 と、同時に、その辺りに当たりを付けた俺は、まっすぐに伸ばした中指で、にゅるにゅるとした柔らかな起伏に包まれたソノ部分を

ぐりぐり…と押し回し、

「あ…んくっ…ぁあぁぁぁ…そ…それ…んぁ…っ…だめぇぇぇ…」

 とろり…とろり…と最奥から溢れ出る熱い蜜を指の根元で感じながら、

 にゅるんっ

「ひぁっ!や…ぁっ…んっ」

 もう一本、入り口で折り曲げていた人差し指も、らいかの中に差し入れていった。

 止めもなくとうとうと熱い粘液が溢れ出るいかのソコは、ほとんど何の抵抗もなく、曲げ伸ばすその動きのままに、もう一本の指をその内部、最奥まで迎え入れ、

「あ…っ…ひあぁぁぁ〜!あんっ!…はぁぁぁぁ…んっ!」

 絶え間なく漏れ出る嬌声と共に、らいかのボルテージもどんどん上がっていく。

 またむろん、俺はこの勢いを衰えさせぬよう、さらにいかに悦びを与えるべく、柔らかな肉に包まれた中指をその最奥に押し当てたまま、

もう片方の人差し指は、中でカギ状に折り曲げて、狭いらいかの中の壁を優しく掻くように動かし始める。

 にゅるん…にゅるん……じゅん…じゅぷ…っ…

 らいかの中から湧き出る熱い蜜は、さらにどんどんその量を増していき、二本の指の動きをより円滑にしていく。

 また、そんな俺の指の動きにいかは、

「ひあっ!あく…っ!や…やぁぁっ…あ…アッ!だ…ダメ…っ…ら、らいか…もう…っ!」

 どうやら本気で絶頂が近いのだろう。壁についた両手を突っ張らして、らいかはビクビクと震えながら、悶え喘ぐ。

 もちろんそんならいかの状況は、中に沈められた俺の指にも如実に伝わっており―――激しい収縮の始まったらいかの中の壁は、俺の二本の指を

ぎゅうぎゅうと、動きもままならないほど締め付け始める

 そこで、指の複雑な動きが難しくなってきた俺は、両指をピストンの動きに変え、よりいっそう量を増して洪水のように溢れ出てくる愛液のぬめりを利用して、

激しく上下に出し入れする。

 じゅぶっ…じゅぶ…っ…じゅぶっ……

 らいかの股間から発せられる、淫らな水音が浴室内に響き―――

「んああぁっ!やっ!そ…それダメ!は…はずかし…っ…や…いやぁ…っ!あ…あっ!…あぁぁぁっ!」

 そんな恥ずかしい音を打ち消そうという思いもあったのか、ことさらにいかは激しく喘ぎ、熱い嬌声を湯気の中に轟かせていく。

 一方俺は、ここまでくれば躊躇は無用とばかりに、最奥へと沈めた二本の指を、その奥の…奥の壁に強く押し当て、さらにまだ奥まで突き進もうとするかのように、

ぐりぐりと押し回した。

 ぎゅんっ!

 最深部に達している二本の指がちぎれんばかりに、らいかの内部の収縮が一際激しくきつくなり―――

 じゅ…じゅんっ!

 これまでにない夥しい量の熱い愛液の塊がいかの奥から一気に溢れ出る。

 その瞬間、

「―――っ――――――!!!!

 らいかの身体が弓なりに反りかえり…

「あっ!ああああぁっ!い―――いくっ!イッちゃうっ!!あ…あ…はぁぁぁぁぁぁぁぁ―――っ!!!!

 エコーがかった悦びの嬌声を浴室いっぱいに響かせて、らいかは果てていった……。

 

 

 四肢の力を失い、ぐったりと俺にもたれかかったらいか。

 徐々に絶頂の大きな波が引いていき―――

「あ…っ! はぁ…っ! ンあ…っ! はぁ…っ…ああぁっ!」

 だが、その間にもらいかは、包まれた俺の腕の中で小さく途切れる嗚咽を漏らし、不規則に身体を震わせている。

 どうやら、激しい絶頂の余韻で、さらに二度三度と小さな絶頂を迎えているようだった。

 未だ中に入っていたままの俺の指も、先程の絶頂の時ほどではないにしろ、小刻みな収縮で、きゅっ…きゅっ、と締め付けられている。

 …この感覚は男の俺には分からないものだが――――――と、待てよ。

「は…ァ…っ…あぁっ…は…ぁ…ぁ…ァ……

 そんな余韻の快感に酔いしれるように、荒い息をくらいかの様子を見るうち、俺の頭にちょっとした好奇心が芽生える。

 ―――このままさらに、らいかを責めたらどうなるだろう……と。

 そう、いつもなら、らいかのイキっぷりに満足してここでいったん、インターバルを入れ、らいかが落ち着くまで待つところなんだが…

 今回はなぜか、そんなことを強く思ってしまったのだ。

 ……う〜ん…夕飯のスタミナ料理の効力がまだ残っているだろうか…?

 …と、そうと決まれば、そんな余計なことを考えてるヒマはない。らいかの余韻が冷めてしまっては元も子もないのだ。

 などと、俺は浮かびかけた雑念を振り払い、取り急ぎ次の行動に移っていった。

(3)へつづく