しようね☆W〜パラダイスナイト☆〜(2)

 

とまあ、そんなこんなでややあって、

『かんぱ〜い☆』

かくして、手狭ではあるものの、4人の可愛い女の子に囲まれた賑やかで楽しい宴の幕は開かれた。

「うっわ〜!ホントに美味しいっ☆ ね…ね…あとでお料理教えてくれません?」

「あ…ああ、いーよ」(でれでれ♪)

「あー、コレあたしの好きな格ゲーだぁ☆ ね…あとで勝負してくださいね?」

「おー。でも強いぜ?俺」(へらへら☆)

などと鼻の下伸ばしまくりの、俺にとってのパラダイスな夜は時を刻んでいき…

宴もたけなわ…となったちょうどそんな頃…、

「あー、パソコン。あ、そういえば、ホムペとか持ってるんですよね?いーなあ〜☆」

ふと、机の上、デスクトップパソコンに目を移した子が尋ねてきた。

「ん…?ああ。でも、そんな難しいもんじゃないぜ?よかったら、いま教てやろ……」

と、口調こそカッコつけてるものの、目じり下がりまくってるだらしない顔で、立ち上がりかけた俺に……

………う。(汗)

らいかの冷たい視線が突き刺さる。

「それならあたしが教えるよ。たけあきはそろそろお風呂でも入ってくればー」

視線を外し、サラミやチーズなどをぽいぽい口に放り込みながら、らいか。

口調はいたって静かだが、明らかに不機嫌な様子が伺える。

やべ……ちょっと調子に乗りすぎたか……?

また、にわかに漂い始めたそんな不穏な空気を、三人の女の子も感じたのか、

「あ…お…お風呂、まだだったんですかぁ?」

「ど…どうぞ〜、あたしたちに遠慮しないで、入ってきちゃってください」

「ご…ごゆっくり〜♪」

ややばつわるそうな苦笑を浮かべて、口々に俺を促す。

断る理由もなく、また、こめかみあたりを引きつらせ、『満面』の笑みを浮かべているらいかのオーラに気圧されて、

「あ…ああ」

俺は、多分に後ろ髪を引かれる思いを胸に、風呂場へと向かった。

そして………

じゃ〜ばしゃばしゃっ!ざばぁ〜っ!

一刻も早く、あのパラダイスへと戻るべく、超ソッコーでシャワーを浴びる俺。

コリない奴…とは言うなかれ。

そもそも、あんな風に女の子にチヤホヤされる機会などそうそうあることじゃぁないし、大体、連れてきたのはらいかなんだぞ。こーなることくらい、わかりそーなもんじゃないか……それに別に浮気してるわけじゃないし、少々ウカれるくらいしたって、バチあたんないだろう? ましてや、どーせ今日はえっちできそうにもないし………

などと、ちょびっと芽生えた罪悪感を、しごく勝手な理論展開で打ちのめし、いつもの3分の1以下の所要時間で、入浴を終えた俺は、

〜♪

鼻歌交じりに、濡れた髪を手ぐしで直しつつ、リビングのドアに手をかけた。

と、そのとき……、

「――ねー、それでらいか先輩?いっつもカレにどんなことされてるんですかぁ〜?」

「え…あ?ちょ…な…なに……?」

ドアの向こうから、からかうように言う女の子の声と、なんだか差し迫ったように驚くらいかの声。

な…なんだなんだ?

ドアを開ける手を止め、少しだけ開いたその隙間から、そぉーっと、リビングをのぞけば……

「ちょ…ちょっとぉ…やめなさい…って。な…なに考えてんのよ?あんたたち…」

え………?

どーいったいきさつで、そうなったのかは知らないが、三人の後輩にまとわり付かれ、困った表情を浮かべているらいか。

…って、これはひょっとして……?

戸惑いと、得も知れぬ期待を胸に生唾ひとつ飲み込む俺。

そのうちに、

「きゃっ!ちょ…な…何する気?」

「えへへ〜☆らいか先輩、無防備すぎ〜♪」

不意にらいかの背後に回った一人の女の子が、らいかの身体を羽交い絞めにした。

ちなみにこの子は、さっき俺に格ゲーをやろうと言ってきた女の子。

さすがに、格闘ゲームが得意と言ってただけあって(?)素早く絡みつかせたその両手が、的確にらいかの両腕を極めており、どうやら非力ならいかが少々もがいたところで、ビクともしない様子。

うーむ。やるな。

などと、妙なところで感嘆の息を漏らす俺。

また、そのうちに……

「へぇ〜☆らいか先輩〜、下着のシュミ変わりましたね〜〜?やっぱぁ彼氏の影響ですかぁ〜♪」

「え…や…だ…だめ!」

背後に気を取られていたらいかは、一瞬反応が遅れ、そのスキを突いて前に入り込んできた別の子に足を取られてしまう。

「ちょ…な…なにすんのよ…?」

あまりのことに驚いてうまく力が入らないのか、両足をばたつかせて抵抗するも、結局その子にいいようにコントロールされてしまい、無理やりにヒザを立てられてしまう。

茶色のスゥエード、短めのラップスカートが徐々にまくれ上がり……

おおっ☆

ツヤのあるシルク…シンシアブルーのショーツが見え隠れする様があらわになる。

その子の背中がちょっと邪魔だが、もちろんそれは声に出して言えるわけはない。

「わぁ〜、おっしゃれ〜☆あ…勝負パンツってわけですね〜♪…えっちだぁ。らいか先輩☆」

もっとも、そんなことを言いつつ、らいかの太ももを押さえつけてるその子も、屈み込んでいるその格好により、短いスカートがまくれあがって、ピンクのショーツが丸見えになっている。

くぅぅぅ〜生きてて良かったぁ〜☆

胸のうちで感涙だくだく流す俺。

またさらに、

「うわぁ!すっご〜い。らいか先輩、またおっきくなったんじゃないのぉ〜☆」

……うお!

残ったもう一人の女の子が傍らに寄り添い、ブラウスの上からそっと持ち上げるように巻きつかせた両手で、らいかの乳房をわしづかみにした。

次いで両手を巧みに動かし、円を描くように片手で揉み上げ、また片方の手は布の上からその突端を摘み上げる。

「あ…ぅ…ん〜〜っ!も…もういーかげんにしなさい!」

自分でもかなりヤバ目な声を上げたのが分かったのだろう、らいかは顔を真っ赤に染め上げて怒気のはらんだ声を張り上げる……が、

ぺろ…。

「ちょっと…ほ…本気で怒るわ…ひぁぁっ?…ああああ〜…んっ!」

タイミングよく、背後の子に首筋を舐められ、あえなく言葉を失う。

う〜ん、絶妙!

「ふふん…なぁるほど☆ ココ…弱いんですね〜♪」

さらにその子は、含み笑いなど漏らしつつ、尖らせた舌先を、らいかのうなじの方まで、這わせていく。

「あ、あ、あ、ひぁぁぁ〜!や……やぁぁ…ん…」

ぶるぶるっと、身を縮こまらせて、もはやソノ時の声色に近い声で鳴くらいか。

そして、もちろん首から下のほうも、さらに大変なことになっていた。

10本の細い指先で、むにむに…とブラウスの布地ごと揉みしだかれるらいかの乳房。

はだけた胸元から、押し潰され形を崩された乳房の肌が垣間見える。

また、もっと下、屈み込んで足を押さえていた子は、抵抗の力が弱まり投げ出されたらいかの太ももに、その長く伸びた爪先を、つつ〜っと疾らせ、

「あ…ひぁぁぁ〜っ…あ…あ…ちょ…や……やぁ……」

登りつめたその先…光沢あるショーツの布地の上から、カリカリと引っかくような動きで、その局部を刺激する。

「ひっ!んあぁぁぁぁ〜……や…ぁ〜…やめ…あ…あ…あふぅぅぅ〜ん…」

やがて、執拗に身体をまさぐる四本の手と、首筋に這い回り、なまめかしくうごめく舌によって、いつしからいかの表情からは、嫌悪や戸惑いの色が失せていき……

ついには、

「あ…ぁ…ぁ…はぁぁぁ〜……ん」

狂おしく身を震わせて、らいかの口から熱く甘い息が漏れる。

そして、この淫美な光景を目の当たりにして、俺の風呂上りで火照った身体が一段と熱くなる。

と、そんなとき……

 

(3)へつづく