ホワイトルーム・4

Milkey Night〜帳の降りたサーフライダー〜

 

(5)

 そんな様子を見送りつつ、視線を先生の身体に戻してみれば、

「……☆」

 きゅっと閉じられた両太もものやや上に、ブラとおそろいのシンプルなデザインの黒い

ショーツ。

 今の動きでショートパンツと一緒に下がりかけたのだろう、両側のヒモの部分が腰骨

から外れ、やわらかなお尻の肉に食い込んでいる様相が、なんとも悩ましい。 

 ………ごく。

 俺は思わず生ツバを飲み込み――――だが、

「ね…ねえ…もう…いいでしょ?フツーにおフロ入ろ…」

 などという、この期に及んでなおも続く先生の寝言に、やや気を殺がれる。

 あ゛〜〜もぉ。まーだンなこと言ってんのかよぉぉぉ〜〜

 思わず頭をかきむしりたくなる衝動を何とかこらえ、ちらり視線を泳がせる俺。

 ふとそのとき、その視線の先――バスタブ脇のくぼんだタイルのところに置かれた、

三つの小さなボトルが目に入り……

 ……あ…☆

 刹那、俺の脳裏に素ン晴らしいアイディアが閃いた。

 …くふふ…♪…っと、いかん。まだ早いな…。

 ともあれ、俺は込み上げる笑みを堪えて、努めて神妙な顔を作りつつ、

「ん〜、わかったわかった。じゃ、おとなしくオフロ入ろ…」

「あ…う…うん…」

 いまだ訝しげな表情を浮かべつつも、観念したような俺の態度におずおずと頷く

先生。

 また、笑みを堪えるため、顔をうつむかせている俺の様子を変に誤解したようで…、

「ね…栗本…怒っちゃった…の?」

 弱々しい笑みを浮かべつつ、伺うように声をかけてくる。

 あらら…。でもこれは好都合…かな?

「…え?何で?…怒ってないよ」 

 とぼけた笑みでそう答えつつ、またその間に俺は、タイルのくぼみに手を伸ばして、

ボトルのひとつ―――『BODYSOAP』と印字されたソレを手に収め、

「んじゃ、まずは先生から洗ったげるから、そこ…立って」

「あ…うん。お願い………」

 極めて自然に言った俺のセリフに、先生も自然に頷き……

「…………?……って、え゛…っ?」

 だがそこで、言葉の意味に気付いて。先生の顔色が変わる。

 一方、俺はさわやかな笑みなど作りつつ、

「いや…『え?』じゃなくて…ほら……

「え…?…い、いやあの…あ…そ…そんな……い、いいわよ……」

 フタを開けたソープボトルを掲げる俺に、戸惑い、引きつった笑みを浮かべつつ、

ともあれこの場から逃げようと、ざばっ…と足を踏み出す先生。

 だがしかし、満面に満たされたバスタブの中、そんな急に動いたりしたら……

「きゃ…っ!」

 お約束通り、ひざ下まで浸された湯に足を取られ、たたらを踏んで……

「あ…ほらぁ…あぶないよ〜☆」

「や…っ!んあ…っ…?」

 回りこんだ俺に、背後から支えられるように抱きとめられてしまう。

「や…ちょ…だめ…っ…」

 そして俺は、うろたえる先生を背中越しに押さえつけたまま、ソープボトルを傾け、

 つぅぅぅぅぅ〜〜。

 その乳白色の液体を先生の胸元に垂らしていく。

「ん…ひぁんっ……!」

 ぬら〜っと流れ落ちてくるソープの感触に、身をくねらせ小さな悲鳴を漏らす先生。

 その一方、いまだタンクトップに締め付けられたままの、その豊かな谷間が見る間

にミルク色に染まり…また、そこから溢れた白い水滴が乳房の肌を伝って、ピンクの

突起へと流れ落ちていく。

 …っと、ひとビン全部使っちゃったよ……。…ま、いーけど。

 次いで俺はすかさず、ソープにまみれ、ぬらぬらと輝く先生のその乳房を両手で包

み、その豊かな肉の塊を洗い(?)始める。

 こねまわすような俺の手のひらの動きに、先生の豊かなバストが、むにゅむにゅと

その形を変え……ソープに滑る弾力に、その身をぷるん…と躍らせ……

「あ…い…いや…ぁ…んっ……あ…はぁ…ん…っ」

 捕らえられた俺の腕の中、身をくねらせもがく先生だが、むしろそんなことを

したら、あちこちにソープが伝い、ぬるぬる感が広がるだけ。

 俺は構わず…とゆーか、それを手伝うように、いつもの数倍なめらかさの増した

先生の肌に指を走らせ、そこかしこへと乳白色の液体を広げていく。

 固くなり始めたピンクの突起を中心に、こねる乳房の上で孤を描きつつ…脇の下へ

両手を差し入れ――――

「あ…ひぁ…っ!」

 脇腹の上で立てた10本の指先でつうぅ〜っと、くびれた腰のラインを撫で下ろし…

「やっ…くすぐっ…んぅぅ〜んっ…!」

 そこから、両の手を別の動きに変え、まず左手はいまだ黒いショーツに包まれた

ままのやわらかなお尻へ…

「ん…ぁっ?だ…だめ…ぇ…っ」

 びくんっと大きく身体を震わせ、やや反応を変え、振り返りかける先生だが、

 ……はむ…っ。

「あ…っ?…ひっ…んくぅぅぅぅっ……」

 振り返りざま、濡れたショートカットの髪に見え隠れする耳たぶを甘噛みされ、

あえなく沈黙。

 そして俺の右手は、なにやらくねくねとすり合わせているような両の太ももの隙

間に……

「あ…あ…い…いや…ぁ……だ…だめ…ぇ…」 

 そんな先生の敏感な反応を楽しみつつ、俺はなおも手の動きを休めず、

 ぬるぬる…むにゅむにゅ……つうぅぅぅ〜〜…… 

「んっ!…あっ!はァッ!…やっ!…ひぁ…っ!あ…はぁぁっ!」

 せわしなく動く俺の両手に、いいように身体をまさぐられ…ところどころ、ぴくっ…

ぴくっ…と身体を震わせ、先生は可愛い声で鳴き続ける。

      

 やがて、塗り伸ばされたソープが先生の上半身、ほぼすべてにいきわたり……

 うっすらと煙る湯気の中、湯と汗とソープが入り混じった液体にまみれ、淡いオレ

ンジの光を浴びた先生の上半身が、てらてらと妖しく輝く。

 ……………………ごく…っ。

 まさに生ツバ物のその光景に、俺は再び、先ほど飲みそこなった生ツバを飲み込

み……

 つつぅぅぅ……

 太ももをまさぐっていた指先をその隙間へともぐりこませていく。

「んあっ?…いや……だめ…っ」

 俺の狙いに気付いて、閉じられていた足を、さらにきゅっと閉じる先生だが、

 にゅるにゅる……
        
ソープ
 たっぷりと潤滑油をまぶされている俺の指先には、何の障害にもならず、いとも簡

単にその柔肌の隙間に潜り込んでいき……その最深部へと辿り着く。

 そして、

 …ちゅく…っ…

 しっとりと濡れたショーツを捲り上げると同時に、滑り込んでいく俺の指先。

 黒い布地が妖しげに、俺の指の形に歪んで…

 ぬる…っ

「あ…ひぁ…っ!や…」

 先生の上気した頬がにわかに赤く染まる。

 俺の指先に、ソープでもフロの湯でもない、熱くぬるっとした感触を捉えられて。

 ―――へええ…☆

 俺はイジワルい笑みで先生を見つめつつ、

「……ふ〜〜ん………?」

「……えっ?…や…そ、それはちが……んあ…っ!」

 さらに、火が付いたように真っ赤に顔を染め、慌てて否定する先生…だが、

「ん〜?…なにがちがうの〜

 とぼけた口調でそう言いつつ、俺は先生の『タテの線』に沿って引っかくような指の

動きで、ソノ部分をぬるぬる…と何度か往復させる。

 くちゅ…くちゅ…っ…

「んあ…っ!…あ…っ!はああっ!…だ、だめ…ぇ…」

 びくびくと身体を震わせ、浴室内にエコーのかかった先生の悲鳴がこだまする。

 と同時に、先生の身体からす〜っと力が抜け、

「は…ぁ…ぁぁぁぁ……」

 熱い息を吐きつつ、しなだれるように背後の俺にもたれかかってくる。

 …おっと。

 俺は、それをやさしく抱きとめ、しばしこの甘美な密着感を堪能する……が、同時に

、まるで力の抜けた先生の身体を支えたこのままでは何も出来ないことに気付き、

「………。」

 少し身体をずらして、先生の身体を支えつつ、バスタブ角の縁の部分に先生を腰掛け

させた。

(6)へつづく。

 

TOPへ もくじへ