*ホワイトルーム*
(2)
「んっ……ああ…だめ……も…もっと…やさしく…あ…そ…そう……」
先程俺が寝ていたベッドへともつれこんだ俺と先生。
ベッドに横になった先生の、すでにはだけていた服を優しく脱がせると、込み上げ
てく る衝動を押さえきれず、俺は一気に乳房にむしゃぶりついていた。
「ん…あは…、い…いいわ…よ…★ そ…そのまま…ん…続けて…」
若干の指導(?)を加え、先生も今度は素直に俺の愛撫に身をまかせている。
やがて、俺はツンと上を向いた乳首に、軽く歯を立ててみた。
「ひぁ…っ…あんっ! くぅ…ッ…ハァッ…、い…いい…そ…それ…あはっ…ンッ!」
ぴくんっ、と身体を震わせ、俺の頭を強く自分の乳房に押さえ付ける先生。
普段の凛とした先生の表情と…淫らに喘ぐ今の先生の顔が、俺の頭の中で交錯す
る……
『あら、栗本、また授業サボる気…?』
「あ…はあ…ああ…ん…く…栗本ォ……」
『……駄目よ。ちゃんと消毒してかなきゃ……』
「んはぁっ……あ…い…いい…わ…っ…ああ…んっ!」
『こら栗本っ!』……「はぁ…く…りもとぉ……」……………………
「……………」
「…んん…ぅ…はあ…あふ……どうしたの…栗本?」
動きを止めた俺の顔を、先生が不思議そうな顔で覗き込む。
俺は、かぶりを振って、気を取り直し、再び先生の身体に指を這わせていった。
乳房の丘をなぞるように指を移動させ、腹部を越えると、先生の柔らかな茂みに辿
り着く。
「ん…はぁぁぁぁ…ん」
期待に満ちた先生の甘いためいき。
さらに指を下ろしてゆくと、すでにじっとりと濡れそぼった先生の肉が俺の指にまと
わりついてきた。
「ん…っ! そ…そこ…、は…あん…ッ!」
俺は先生の反応が良く見えるように傍らに片肘付いてから、先生に触れている指
を上下に擦りつけるように動かしてみる。
「やっ……くはぁ…っ! はぁぁぁぁぁ……ん…」
せつない嗚咽をもらし、何かを訴えるような潤んだ瞳で俺の顔を見詰める先生。
俺はその要求に答えるかのように、ゆっくりと指を先生の中に沈めていった。
くちゅ。
「はう…っ! んっ…はあああああっ☆」
恍惚の笑みを浮かべ、先生の頬がさらに赤く染まる。
俺は指を根元まで深く沈み込ませると、いったんそこで動きを止め、その後ゆっく
りと指を出し入れし始めた。
そう、あたかも先生の反応を楽しむように……
「あうぅぅ…ん、そ…それ、んくっ……はぁぁぁんっ…あ…は……いい…イイッ…!」
俺の指の動きで、わななく先生の肉体……
まるで、俺の指が先生の全身を支配しているかのようだった。
「先生…すごいよ……」
先生の耳元で囁きつつ、俺は指の動きをいっそう激しくする!
…くちゅ…ちゅぶっ!
「ヒッ…! はあああんっ! はあっ! あくっ…ひぁぁぁ…はァんっ、い…やぁ…」
いつのまにか先生は腰を揺すって、より快感を得ようとしていた。
「くっ…かはぁっ…、く…栗…本ォ……い、イイッ! そ…それ……あ…ぁあ…、お、
お願…い……も…もう……き…来てっ!」
普段の気丈さからはとても想像できない先生の乱れように、俺は半ば圧倒されつ
つ……だが、その一方、自分の指の動き一つでこんなにも淫らに悶える先生を見るうち、
俺はなんだかサディスティックな気分にもなっていった。
そして………
「…ん? 先生、『来て』ってコレのこと…?」
とぼけた口調でそう言うと、俺は身を屈めて先生の股間へともぐり込んだ。
長く伸ばした俺の舌が先生の太ももをなぞるようにひと舐めし……
ちゅぷ…っ
「は…あぁぁぁん…………え? ち…違ッ…、や…やだ…!?」
やがてゆっくりとその中心に位置する泉へと沈み込んでいった。
「あふぅ……んっ!? だ…だめぇ…っ! んああああああーッ!」
身体の内部に入ってくる熱いぬめりに、先生は頭を左右に振り乱して鳴いた。
「ああっ…! ア…ッ! ア…ッ! イ…イイ〜ッ! すご…いっ…んはぁ…っ!」
もぐり込む俺の頭をわしづかみに押さえ込み、先生はさらに淫らに鳴き狂う。
「ああああーっ! アッ…そ…そこよ…。もっと! もっと…す…吸ってっ!!」
…ん…んぐっ!
押さえ付ける俺の頭を左右に振り、髪をぐしゃぐしゃに掻き乱す先生に、俺は呼吸
もままならない状態であった。
やがて……
「……あーっ! く…あはぁっ! …も…もうだめっ! へ…変になっちゃうっ!
お…お願いっ! く…栗本っ…き…来て…来てぇーっ!!」
身体を激しくのけ反らせ、悲鳴に近い声で俺を求める先生。
むろん、それは俺にとっても同じ事で、先生の押さえ込みから解放された頭を起こ
すと、体勢を整え、先生の両足を開いた。
「せ…先生、い…いくよ」
寸前。
俺はただ入れるのも能がないと思い、狙いを定めた『それ』を先生の泉に触れたと
ころ でいったん止め、そこから強く一気に突き立てた!
「そ…そう…そこ…よっ、は…早く…………え?
ああああああああああああああああああああああああああああああああーっ!!」
一気に差し込まれた俺の『それ』は、正しく突き刺さるように先生の中、奥深くまで
沈み込んだ。
衝撃と驚き、そして快楽の渦が、先生の全身を包み、先生は目を見開き、身体を
硬直させて、凄まじい鳴き声を上げた。
……近くの教室まで聞こえてないだろうな……
「アハァッ…はぁうっ! イイ…ッ、イイーッ、す…スゴ…い…んっ…はあーっ…!」
俺のそんな心配をよそに、先生は片手で髪を掻き乱し、もう片方の手で乳房をも
みくちゃにして乱れる。
……ちぇ、いい気なもんだぜ。
「ヒ…イイーッ! い…イキ…そう…よ、ああっ…く…栗本…ッ…あっ、イ…クゥ…」
などと、俺が思っているうち、早くも、先生は絶頂に登り詰めようとしていた。
俺のモノを通じて、先生の中が収縮していくのが良く分かる。
このとき、俺のサディスティックな思考が再び顔を出した。
…よーし!
俺は、先生が一際強く俺を締め付けたその時、
「……んっ!」
腰を強く引いて、なんとそれを先生の中から引き抜いてしまった。
「ん…くっ……? ……え…ッ? な…何…? いやぁーッ!! や…やめないで、く…
栗 本……も…もうすこしなの…い…いじわるしないでっ……」
至福の絶頂から奈落の底へ落とされたような気分になったのだろう。先生は恨め
しそうな目で俺に哀願する。
…俺のしんぱいをよそに、ひとりで悦んでいたバツです。
などと、むろん言葉には出さず、俺は軽い笑みさえ浮かべ、しばし先生の顔を見詰
めた。
「……ね…ねえ………アッ!?」
焦れた先生が、声を出し掛けたそのとき、俺は急に険しい顔になって、先生の両
肩を強くつかんだ。
「えっ? な…なに!?」
戸惑い、躊躇する先生。
俺はその機に乗じ、力を込めて先生の身体を横向きに半回転させ、うつぶせにし
た。
「え…っ? ……ひっ…、な…何…? う…うし…ろ…からっ…!? い…いや………」
俺のつもりに気付くも、先生は俺に押さえ付けられ動けない。
そして……
「あん…っ! イヤァッ! ん…うぅっ………………んああああああああああーッ!!」
俺は背後から先生を貫いた………
柔らかなお尻をつかみ、前にも増して凄まじい力を込め、俺は先生に襲いかかる。
「あ…ああっ…あああ…ん! す…スゴイッ☆ いい…イイよっ! はぁ…っ!」
消えかけた火が、ガソリンをかけられ一気に燃え上がりように、先生はますます半
狂乱になって悶え、喘ぎ………やがて、
「あんっ! あはぁっ!! くぅぅぅ…んっ! ……ッ……いく……イクぅっ!!
イッちゃうぅぅぅぅぅぅーッ!!」
一気に絶頂に達してしまった。
前に突っ伏し、ぐったりと動かなくなってしまった先生……
だが、それでも俺は腰の動きを止めず、無理やりに上体を起こさせると、先生の両
の乳房をもみくちゃに揉みしだきつつ、さらに奥深くへ貫くべく腰を捩じ込ませた。
「は…ぅ、っあぁ…ん? んっ……うんっ…い…いやぁ……ああ…ま…また…?
…で…でも…イイ…いいの…いいのぉ…そ…それ…っ! くっ…はぁぁぁっ!」
俺が先生に与える熱く激しい振動は、急速に先生の『女の欲望』を再び目覚めさせ
てい く……
「く…栗本ォ…、も…も…う…だ…め…よ、んはぁっ…! あ…あたし…、こ…こんな
…、アアーッ! す…スゴ…いの…ぐ…かはぁ…っ! は…はじめ…てっ!」
シーツをかきむしり、ベッドに顔を押し付け、鳴き狂う先生。
その様は、まるで快楽を貪る『美しい獣』…のようにも思えた。
「……ぐっ…かっ…くあっ…アアアーッ…ほ…ホントに…も…もう……だ…ダメッ!!
んあああああッ! あはうっ! はぁぁぁぁ……」
……ぐっ! お…おれ…も……
やがて、何度目かの絶頂を先生が迎えようとしたとき、俺の体内からも耐え難い何
かが込み上げてきた。
俺は、もはやこれまでとばかりに、先生の柔らかなお尻を強くつかむと、ありったけ
の力を腰に集中させて先生を貫いた。
「あ…あぐぅっ!? ひああああああああああーっ!! も…もうダメッ!! ダメよっ!ア…
あ…あたしっ! ダ…メ……はぁぁぁっ…! イ………ク………
…あああああああああああああああああああああああああああああーッ!」
一際甲高い先生の叫び。
間もなく、俺は最後のほとばしりを先生の中で爆発させ……
俺たちは、崩れ落ちるように互いの肌を重ねた。
その後…、
…俺は先生に重なったまま、暫くその余韻を楽しでいた………が、呼吸が落ち着い
てく ると共に、成り行きとはいえとんでもないことをしてしまった事に気付き、飛び退
くように先生から離れた。
「せ…先生…、ご…ごめん……。お…俺……」
うろたえ、おそるおそる声を発する俺。
「…………」
だが、先生はシーツに顔を伏せたまま、何も言ってはくれない………
重苦しい沈黙が俺の周囲を覆う……
ややあって……
「…イ ショ…ヨ………、………この事は絶対に内緒よ……」
か細い先生の声が俺の耳に届いた。
……ほっ。
重く伸し掛かっていたプレッシャーが少し和ぎ、俺は……
「も…もちろんだよ…、先生…! それに先生が許してくれるんなら、俺、何でも先生
の言うこと聞く…! 責任も取る…! だから…だから……」
ここぞとばかりに弁明をまくしたてた。
「だから……?」
言葉に詰まった俺の語尾を聞き返す先生。
ふと見れば、先生は呆れたような笑みさえ浮かべ、俺の顔をじっと見ていた。
……え?
「せ…先生…?」
「ふーん、あたしの言う事なんでも聞く…? 責任を取る…ね?
それじゃぁ……まず、一つ目……」
先生の笑顔を不思議に思ったその瞬間、先生は俺の頬に手を添え、俺の顔をぐい
と引き寄せて言う。
「……もう絶対にこんなことはしない事……『校内』ではね…☆
あと、責任を取ってくれるんだよね…? そうねぇ…どーしよっかなぁ……?」
俺の頬を潰したまま、先生は少女のような笑みを浮かべつつ視線を宙に流す。
「あ、そうだ。 じゃ、今日の放課後、あたしが仕事終わるまで待っててもらおうか
な? んふ…ちょうど見たい映画があるの。一人で行くのも何だし、それに付き合っ
てもらう ってことで、栗本…キミがまず『1回目』の責任を取ったことにしてあげる☆」
「……え? え? え?」
……な、なんだ? その『1回目』ってのは……
意外な展開、意外な先生の発言に目を白黒させる俺。
「せ、せんせ……」
何か言い掛けたその時、
キーン…コーン…カーン…コーン……
5時間目終了のチャイムが鳴った。
「ほらほら、もう教室に戻りなさい。じゃ…放課後、約束したわよ。」
散らばった俺の服を手渡し、先生は俺を追い出すようなジェスチャーをして言っ
た。
「あ…う…うん、それじゃ……」
返す言葉も見付からず、俺は、なにやらひやかしの言葉を俺にかけながら着衣の
邪魔をする先生の手を制しつつ……服を着て、
……って、先生………。
そそくさとベッドを後にした。
赤らめた顔をうつむかせつつ、俺がドアノブに手を掛けた時、
「栗本……、放課後すっぽかしたら、承知しないわよ……★」
振り返ると、不敵な笑みを浮かべ、俺を見詰める先生。
ベッドに横座り、その裸身をシーツに包まれただけの格好は、悩ましい先生の身体
の曲線を鮮やかに映しだし、俺の脳裏にはさきほどの興奮が鮮烈に甦ってくるのだ
った。
「し…失礼します…!」
込み上げる思いを断ち切り、保健室を後にする俺。
廊下に差し込む梅雨晴れの陽の光が、もう夏の陽射しになろうとしていた……
*その後、取って付けたような(^^;続編へとつづく・・・・・
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